年々減少傾向にあるカンボジアのエイズ・HIV感染率と性病感染予防について

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の示したデータによると、カンボジア国内のHIV感染者は、現在推定で7万人以上で、カンボジア国内の総人口のおよそ0.4%がHIV感染者との事。日本国内のHIV感染率も1%以下と公表はされてはいるのですが、数字だけ見ると先進国である日本と大差無いというのは何ともフクザツな心境になりますね。

 

カンボジアのHIV感染経路は異性間の性的接触が主

カンボジア国内では、ヨーロッパのように同性間での性的接触からHIVに感染するというケースは比較的少なく、大半が異性間の性的接触が原因とされています。プノンペン、シェムリアップどちらの夜の街にもレディボーイはいますが、おそらくこれら現地のレディボーイと性的接触をするのは9割以上が海外からの観光客であるため、仮に感染していたとしても国内では報告がされないものと思われます。

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タイのエイズ感染率より低く年々減少傾向に

東南アジア=エイズ、HIV、梅毒やクラミジアといった性感染症を連想してしまう人も中にはいるかもしれませんが、国連合同エイズ計画(UNAIDS)の統計によると、現在東南アジアでダントツのHIV感染率であるタイで1.13%。次いでミャンマー、カンボジアとなり、2014年の統計では 0.64%とされていたものが、現在は0.4%にまで減少しました。

驚くかもしれませんが、1997年にはHIV感染率はなんと3%超と言われており、1970年代から20年もの間行われていたポルポト政権(クメールルージュ)主導の内戦による社会荒廃から、違法ドラッグなどの薬物が蔓延し、それらの薬物を使用する際に使われる注射器の回し打ちから一気に感染が広まったとされています。

しかし、そういった社会情勢に救いの手を差し伸べたNGOや、海外からの資金援助のおかげもあってか、感染率は2007年の段階で約半分の1.7%にまで減少し、15歳~49歳のHIV感染者は2013年時点で0.6%にまで減少させる事に成功しました。

 

スワイパー村でHIVに感染したベトナム人たち

カンボジアのエイズ、HIVを語る上でもう一つ話しておかなくてはならないのが、かつて児童性愛者たちが世界各国から足繁く通ったとされる闇の売春村、そう「スワイパー村」です。スワイパー村の惨状に関しては、ブラックアジアというサイトの管理人でもある鈴木傾城氏の著書「小説 スワイパー1999: カンボジアの闇にいた女たち」を読んで頂ければ、どのような事がそこで行われていたのか窺い知る事ができるはずです。

スワイパー村=カンボジアの児童、と安直に連想してしまいがちですが、実際そこで客の相手をしていたのはベトナムから売られてきた、または誘拐されてきた女の子たち(中には男の子もいたそう)です。ここで働いていたコたちの大半は、薬物中毒で短い人生に幕を閉じたと言われています。

現在のベトナムのHIV感染率についてはこちら

ベトナム国内の売春婦のHIV感染率なんと…

HIVは国境をまたぎ世界中へと蔓延する完治不可能な性病です。世界のHIV陽性者の69%を占めるアフリカでは、コンドームなど避妊具の供給不足や医療施設での注射器の使いまわしなどから、今もなおエイズ感染者が増加傾向にあると言います。このように、貧困とHIVの蔓延は切っても切り離せない関係で、今もなお国としてまだまだ裕福とは言えないカンボジアでは、予算の9割は海外ドナーからの支援に頼っているのが現状で、現カンボジアの首相フン・セン氏によると、2020年目標で新たにHIV感染率を下げるという公約まで出したぐらいです。

 

それでも増え続ける女性のHIV感染者

カンボジア国内でのHIV感染率は、年々減少傾向にあると書いたものの、近年は風俗産業に従事する女性などを中心に、女性のHIV感染報告が増えてきています。

海外からの観光客が集う夜の街では、そういった知識もないまま避妊具をつけず不特定多数のお客を相手に性交渉をしてHIV感染。そしてHIV陽性になったまま検査もせずに次の客へとうつしていく。そんな負の連鎖は、HIV陽性の女性患者が子供を身ごもった際にも、母子感染として次の世代まで引き継がれていってしまいます。

 

夜の観光時もコンドーム着用は必須です

アンコールワットで有名なシェムリアップ、ワットプノンのあるプノンペンなど、昼間は観光を楽しみ、夜は現地のカワイイ娘たちが集まる夜の街へ、と考えている方も少なくないはず。タイのバンコクやパタヤ程の開放感を感じられないものの、それでも純朴な女の子がお店には多くいて、コンドームの使用については一切触れてこないなんてコもいます。

しかし、風俗遊びをする際の常識としてコンドームなどの避妊具着用はオトコとしての当然の義務です。

にも拘わらず、「現地ガイド」と称してカンボジア国内でポン引きのような仕事をしている日本人の中には、避妊具をつけず行為に及んだ事をあたかも誇っているかのように喧伝しているものもいます。わずかなガイド料欲しさの宣伝文句かとは思いますが、タイでも一時期詐欺などで話題になった、「海外の困窮邦人」の言葉などはなるべく鵜呑みにせず、自制心を持って行為に及ぶことが肝心です。

コンドームですら100%予防する事は不可能と言われていますから、行為後に少しでも違和感や痛みを覚えた場合は、STDチェッカーなどを利用して性病の検査をすべきです。

 

HIV感染時の初期症状

実際にカンボジアで、夜のお店で働いている女の子と、コンドームなしで性的接触をしてしまったという方の中には、行為からしばらくして体調に違和感を覚えたという人もいるのではないでしょうか。私も出会い系で知り合った女の子と、そういった関係になった事があり、数日後体調の異変に気付いたのですが、その時は正直不安で仕方ありませんでした。

一応こちらでは、そういった読者様の不安を少しでも和らげるべく、HIV感染時の初期症状と、万が一のための対処法について解説していきたいと思います。

初期症状として、もっともよく知られているのが、インフルエンザに似た症状が出る。というものです。

実は私も体調の異変に気づいてからほどなくして高熱と下痢にやられて1週間ほど寝込んでしまったのです。

当時は一人暮らしでしたし、現地の病院にも不信感があったので、自宅で水とカゼ薬だけ飲んで過ごしていました。

体調は回復したのですが、それでも不安になり急いで日本へのチケットを買いすぐさま検査を受けました。

結果は陰性、つまり感染していない事が明確になったのですが、それでも検査予約から病院に行くまでの間は、頭の中が完全に「エイズ」という言葉で蔓延していました。

これはお医者さんに言われた事ですが、感染から2週間ぐらいしないと発熱などの症状は見られないので、君の場合はただのインフルエンザだよ、と。

しかし、それでも個人差があり、必ずしも初期症状が見られるわけではないし、たとえ発熱があったとしても、私のようにただの風邪だったということも多いので、それだけではHIVに感染したと判断することは出来ないとの事でした。

 

「いきなりエイズ」にならないためにも早期発見が大事

日本で最近よく耳にする「いきなりエイズ」という言葉だが、HIVの潜伏期間中に一切検査などを受ける事なく、エイズ発症からようやく自分がエイズに感染したと気づくのが、この「いきなりエイズ」なのです。

海外で夜遊びする人間なら、年に最低1度は保健所などの無料の検査を受けるべきだとは思いますが、お仕事女遊びに忙しい現代社会を生きるお父さんお兄さんの中には、検査をするのが面倒だとか、現実に向き合いたくないだとかいう人がいるかもしれませんが、仮にHIV陽性であると判明したとしても、医療の進歩に伴い、定期的に薬を服用することで、あなたが寿命を全うするまでエイズの発症を遅らせる事ができるようになりましたし、最も明るいニュースとしては、HIV陽性だった患者が陰性、つまりHIVウィルスの除去に成功したという報告もされています。

向こう5年、10年先に、エイズも梅毒と同じように、早期発見・早期治療で完治できるようになるかもしれません。

感染後発覚後だって、身体障害者手帳を申請し、福祉サービスを利用することで、月額2万円程度にまで治療費の自己負担を下げる事も可能です。

※日本国内での話。2万円という数字も服用する薬によっては多少変わって来る。

 

日本に帰ったら絶対にHIV検査をしよう

医療福祉大国日本では、様々な方法で検査をする事が可能です。

病院でHIV検査(匿名)

守秘義務があるとはいえ、個人的には一番オススメできない方法が病院での検査。普段通っている病院などでは顔見知りの先生に事実を知られる事はやはり厳しい。かといって普段通っていない病院へ匿名で行っても、初診料に受診料、そして場合によっては保険が適用されない場合もあるので、HIV検査のためにわざわざそれほどの出費をする必要があるのかと言われると微妙なところです。

保健所で検査(匿名・無料)

私はこの方法でいつも保健所へ行って半年に1回ぐらいは検査を受けています。こちらも匿名ですが検査は無料、施設によっては当日結果を教えてくれるところもあります。ただ、当日ではなく1週間ほどしないと結果がわからないという施設もあり、その場合はまた後日交通費を払ってその施設まで行かなくてはなりません。おまけに結果を待っている間は普段の生活を送るにもどこかソワソワしてしまうのではないでしょうか。

また、無料で当日通知という施設でも週に1回やるかやらないかぐらいなので、スケジュール調整の面でも、普段忙しい人向けではないかもしれません。

検査キットで検査(匿名・有料・自宅可)

とにかく他人が信用できない、自分で検査して自分だけに結果を知らせてほしい、というタイプの人には、断然検査キットがオススメです。マニュアルに沿って検査をし、キットを返却し、後日結果はオンラインで確認できます。費用は2500円から5000円ほどになってしまいますが、限りなく個人のプライバシーを守る事ができる方法とあって、最近では非常に人気を博しています。

 

皆さんも、少しでも思い当たる事があった場合は、年に最低1回は検査をする事をオススメします。

それでは楽しいカンボジアナイトライフを!

タイ風俗敗走組
第一新卒で入社した商社勤務中、20代前半で東南アジアの性なる王国「タイ」へ赴任が決まる。毎晩飲み歩き女をとっかえひっかえしていたらいつの間にかタイ移住。その後色々あって現在ノマドワーカーなダメなおっさん執筆記事一覧はこちら

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